気になる人
電気料金の値上げがすごい…
家を建てるなら、薪ストーブを導入したほうがお得なのかな?
実際に使っている人の声が聞きたい!
そんな悩みにお答えします!
最近、電気料金の値上げがすごいですね…
1年前と比べて、2倍以上になっている方も少なくないかと思います
料金の値上がりも落ち着く様子もないため、家計が心配ですよね
これから家を建てる人は、薪ストーブを導入したほうが経済的なのかな?と悩んでいることでしょう
本記事では、5年前に薪ストーブを導入し、冬は薪ストーブのみで暖を取っている本記事筆者の体験から、薪ストーブを導入する前に知っておきたいことをまとめています
・薪ストーブを導入すべきかがわかる
・薪ストーブが自分に合っているかがわかる
さっそく内容に入っていきたいと思います
薪ストーブを導入する前に知っておきたいこと

以下のとおりです
・経済的かどうかは人による
・薪ストーブを管理する時間があるかどうか
・薪ストーブのことを考えるのが好きかどうか
・薪ストーブ以外の暖房器具も結局必要になる
順番に説明していきます!
経済的かどうかは人による

え、結局経済的かどうかわからないの!?
そう思われたかと思います
実際、電気代よりお得かどうかは人によりますと言うのが答えです
なぜなら、薪をどうやって調達するか次第で経済的かどうかは全然変わってくるからです
薪を調達するには、5つの段階からなります
①自由に伐採できる山があるかどうか

私有地に山を持っていれば、薪の調達には困りませんが、ほとんどの方は持っていないですよね
ですが、ネットで調べたり、薪ストーブ仲間からの情報で、伐採してもいい山にグループで入り、原木を調達できる方法もあります
このように、そういったグループと繋がりが持てると、薪を無料で手に入れることもできます
②原木を運ぶための車があるかどうか

山から切り崩したあとは、自宅もしくは薪を保管する場所まで原木を運ばなくてはなりません
原木は1〜2mあるため、乗用車に積むのは困難です
そのため、原木を運ぶにはトラックが必要になります
持っていない場合は、一時的に借りる必要があります
知人に借りることができれば、費用はかかりませんが、レンタカーを使えばそれなりの値段がします
運ぶために高い費用がかかってしまうなら、原木を手に入れいても輸送費で高く付くかもしれません
運ぶ手段まで考えて置きましょう
原木を扱うのが難しい場合、玉切りの調達をおすすめします
③チェーンソーを扱って玉切できるかどうか

手に入れた原木を玉切りにする必要があります
玉切りとは、薪ストーブに入る長さに切った丸太のことを指します
玉切りにするには、チェーンソーが必要になってきます
のこぎりでもできないことはないですが、量が多いのですべてのこぎりで切るのは大変な作業です
また、チェーンソーの扱いはとても危険な作業のため、独学で始めるのは危ないです
誰かから指導を受けたり、学んでから始めましょう
自信がない場合は、無理にする必要はありません
玉切りを購入しましょう
④玉切りを割る時間があるかどうか

玉切りにを薪にするために割る必要があります
方法としては、2つあります
1、斧を使う
2、薪割り機を使う
薪を割るイメージは、1斧を使う方法をがすぐに思い浮かぶかと思いますが、1シーズン分の薪をすべて斧で割るのは大変な作業です
1度試してみて、無理そうと思ったら薪割り機を検討しましょう
薪割り機も電動と手動があります
値段もタイプで大きく変わってくるので、予算を決めてから考えましょう
⑤数年分の薪を保管する場所があるかどうか

薪を割ってすぐは湿っていて、使うのには適していません
割ってから使えるまで1〜2年は乾かす必要があります
そのため、1シーズン分以上の薪を常にどこかに保管しておく必要があります
1シーズン分の量は、住まいの寒さで変わってきます
おおよそ軽自動車1台分の体積が目安と言われていますが、筆者はそれ以上使用している実感です
1シーズン分の薪を保管する場所がない場合は、保管場所が空くたびに都度薪を購入するしかありません
少しでも薪代を安くする方法

乾燥した薪が一番高価です
少しでも安く手に入れるには、原木〜玉切りの間で調達できそうなところからやってみてください
ですが、その分時間と労力が必要となります
時間とお金、どちらの方に余裕があるのかバランスを考えましょう
多少薪割りを楽しみたい方は、玉切りを購入することをおすすめします
薪ストーブを管理する時間があるかどうか

エアコンなどの暖房器具と違い、薪ストーブはスイッチ一つで火は付きません
着火して少しずつ火を大きくし、薪を時間を置いて足していく必要があります
長い時間ほったらかしにすると火がどんどん小さくなってしまうので、目を離すことはできません
気を緩めてしまうと、寒い思いをしてしまいます
また、そういった管理が性格的に合わないという人もいると思います
自分のライフスタイル、性格に合うかどうかも一度考えてみてください
薪ストーブのことを考えるのが好きかどうか

薪ストーブを使用するのは主に冬ですが、薪ストーブの準備は一年を通して考えなくてはいけません
冬は、薪ストーブの火の管理
冬が終われば、もう来シーズンのことを考え始めなくてはいけません
薪をどう調達するのか
焚付は足りるのか
煙突や炉内の掃除をいつするか
薪棚を増築するか
など、考えることは一年を通してたくさんあります
ある意味、薪ストーブと生活するのは新しい家族が増えるようなものです
薪ストーブとの生活を考えるのが好きでないと、続けるのが苦しくなります
電気代を気にするよりも前に、自分が心底薪ストーブを好きになれるかよく調べてみてください
薪ストーブ以外の暖房器具も結局必要になる

薪ストーブがあれば、他の暖房器具が要らないかというとそういうわけにもいきません
秋の終わりや、春先など薪ストーブを使うか判断に困る時期があります
そういった中途半端な時には、さっと使える他の暖房器具が必要になります
このことを考えると、薪ストーブが経済的とは言いがたいと思います
まとめ
薪ストーブのある生活は、今までの自分のライフスタイルから一変すると思います
まずは薪ストーブのある生活の流れをよく調べ確認し、自分に合ったものかどうかよく考えてみましょう
電気代がかからないから、経済的かもという理由だけで選んでしまうと苦労してしまうかもしれません
薪ストーブは、電気代の上がっている現在、電気を使う暖房器具より経済的である可能性もあります
しかし、それは薪ストーブの一面だけに過ぎません
薪ストーブのある生活が自分の望んでいたライフスタイルであるかをもう一度確認してましょう